★ 黒澤明がやって来て 僕にちょこっと来いという
スピルバーグと一緒に撮ったあそこに連れてくれるって
だから、肩をいからせながらついて行く。
そのうちガードの下をくぐるのだけど、
あとからあとからついてくる、軍靴の音がついて来る
真っ青な顔死人の顔
「済まない 済まない お前たちは死んだんだ
お国のためだと煽られて
お母さんのこと思いながら
お母さんがつくったおはぎが食べたい
と言いながら
お前たちはピストルの弾で、砲弾のカケラで
身体を、頭を、眼を剥られて死んだんだ」
「自分たちは、、自分たちは」
花嫁、食卓、コーヒー牛乳、
テーブルクロスにミルクカフェオレ、
天皇陛下、それからホワイトハウス
だけれども、お前たちは死んだんだ
お国のために死んだんだ
「ぜんたーい、止まれ」
目と目が合うよ。けれど、もう何も言わない。お互いに何も
「まわれー、右」
軍靴の音が遠ざかる ガードの下をくぐり抜け
あの世に向かって行進して行く。
黒澤は僕に生きろと言った
僕らに向かって生きろと言った。
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PM読者の皆さん、こんにちは。いきなり詩を一編読んで頂きました。
あいにくへいわ屋主人の作ではございません。
友達のYさんが、ある日ぽいっと「戦争と平和の詩ー書いたで」と言って
手渡してくれた詩、「KUROSAWA(with me)」です。
Yさんは映像製作を専攻されていた人。
さすが立体感緊迫感ある詩だと感銘をうけました。
何より、日頃制作に没頭して、特に平和活動をされてるというわけでもない
この人が、突然こんな詩を書いてくれたのが嬉しくて、この場で発表させて
頂きました。
(「〆切間近になっても自分の原稿書けてなかったからでは?!」
ってな突っ込みはナシね、編集長?)
これは、へいわ屋があれやこれやと平和の大切さを説き、ばたばたと
へいわ屋活動をやってる影響に違いない…と思っちゃったり。
皆さんも周りに居られる芸術(愛好)家にコンタクトを取って平和の作品を
創ってもらってみませんか?
あ、このYさん、へいわ屋のTシャツを
着て鴨川端をジョギングしてくれる
そうなので、見かけたら「あー居るわ」
と見守って下さい。(右イラスト参照)
もちろん詩の感想を話してあげると
喜びそうです。
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おかげさまで
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